"ドラマ"ティック MY LIFE

テレビっ子カヲルのドラマと映画の日々。好きなこと:旅行、エンタメ、ジャニーズ

【麗しのサブリナ】オードリーヘプバーンらしさ満点!夢見るシンデレラストーリー

オードリーヘプバーン主演の「麗しのサブリナ」。1954年公開のモノクロ映画です。

私の大好きなエッセイストである中山庸子さんの本でおすすめされていて、映画を観てみました。

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 あらすじはこんなかんじ。

大富豪の家で住み込みお抱え運転手をする父と暮らすサブリナ(オードリーヘプバーン)。そのお屋敷の次男坊ちゃんに恋焦がれるサブリナですが、父からは「現実をみろ」ととがめられ、料理を覚えるためにパリへ料理留学へ。

おてんば少女だったサブリナは、パリでエレガントな女性へと成長してアメリカへ帰国。帰国日に次男坊ちゃんと偶然遭遇し、次男坊ちゃん、まんまと美しさに惹かれていくのです。

そこから2人の恋が盛り上がると思いきや…そこに登場する長男坊くんが話を展開させていってくれます。

 

中山庸子さんの本でも書いてある素敵なシーンを。次男坊ちゃんのことを好きなサブリナは「月に手を伸ばすな」と父親に言われてきました。でも帰国してもまだサブリナは彼が好き。諦めるよう促す父親に対して…

「ちがうのよ。月が手を差し伸べるのよ」

というシーンが、なんとかっこよくてエレガントなことか。自分が自分を信じてあげる、そんな姿に女性として勇気をもらえます。

 

大富豪家のお抱え運転手の娘、ということで私がサブリナなら「分不相応だわ」と思って最初から恋することを諦めそうですが、サブリナは身分なんて気にしないわけです。身分は身分、私は私、彼は彼。

 

現実世界で、サブリナのような女性がいたら、きっと変わり者扱いというか、夢みがちだと思われるのでしょう。でもそんな、自分の気持ちに素直に生きるサブリナのことを羨ましいと思い、応援したくなる…ということは私はサブリナのようになりたいのかも!憧れているのかも!とふと、自分の願望に気付いたり。

 

シンプルにオードリーヘプバーンの美しさにうっとりしたり。オードリーヘプバーンって、びっくりするほどウエストが細いんですよ。そして声が可愛いし、しぐさがチャーミング!

 

インターネットもないスマホもない時代特有の手紙や公衆電話でのやりとりから、そのロマンティックさにときめいたり。昔の恋愛って、なんだか今より濃く感じてしまうんですよね。それが良い面もあれば、だからこそ起こってしまうすれ違いのようなものも確実にあるわけで。今の時代にはもう経験のできないので(スマホ持ちません!というなら話は別ですが)、すれ違いによる恋愛のもどかしさを疑似体験させてもらっている気分になります。

 

穏やかな休日、お気に入りのハーブティーとをおともにソファへゆっくり腰掛けて観るのにちょうどいい。そんなリラックスしたラブロマンス映画です。