【がんばらなくても死なない】やる気が出ない時“そのままでも良い”と思える本
今週のお題「やる気が出ない」
ということで、はい、まさに今の私です。楽しいこともないし、仕事もパッとしないし、体はあちこち不調だし、でも食欲はあるし。
もう嫌になっちゃう!
いろいろ放り出して身軽になりたい!
そんな甘っちょろいことばかり考えているわけですが、そんな時に読んで心が軽くなった本をご紹介したいと思います。
『がんばらなくても死なない』
竹内絢香さんという漫画家さんが書いている本『頑張らなくても死なない』です。
会社員として海外営業でバリバリ働いたのちに漫画家になった竹内さん自身のご経験を書いたコミックエッセイ。脱サラしてずっと憧れだった漫画家になってから、会社員時代を振り返って、そして漫画家として仕事のない時期を過ごして思うことなどを中心に書かれています。
漫画家さんで、本まで出版していて、普通なら「すごい人だなー。別世界の人だ」と思ってしまうのですが、この本には脱サラ後仕事がゼロになって焦って苦しんでいる時の竹内さんのことが主に書かれているので、なんだか親近感。
というのも、その苦しみようにめちゃくちゃ共感できるんです...涙。例えば、会社員時代の竹内さん「当時の私はすさまじく忙しくて、頑張っている状態がデフォルトだった」。そして漫画家になって「その後漫画家になるために仕事を辞め全く仕事がなくなってしまった。この時襲われたのが『も、もっとがんばらないとダメじゃん...!もっと...もっと...!!という強烈な自己嫌悪だった」。そしてたどり着いた答えが「人間にはどうしてもがんばれない時っていうのがあるんだな...」「だからがんばれた自分も『おっ今日の私は調子がいいんだ。ラッキー!』くらいにとらえて、いい日もそうでない日も愛していけたらいいなと思う」。
ただ夢物語を語っている本よりも、とても説得力があり励まされる
と思います。とても読みやすい本で、竹内さんの絵と文章がやさしくって、ほっこりした気持ちになれます。なので「やる気が出ない」時に読むのにぴったり。
人間って、的確なアドバイスをもらうよりも共感できる方が癒されるんですよね。
「やる気が出ない」と悩むのは、あなたが「やる気が出ないのは良くないこと」と思っている証拠。でもそんなにがんばらなくても大丈夫、死にはしないから。